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65.回想

65.回想
以前飼っていた猫がいました。
その猫は、人生初自分でお世話をして10年間可愛がってきた猫で、名前をサンと言います。
とても変わった猫で、人の話がわかる猫でした。

いつも琴のそばにいて、片時も離れない。
ご飯を貰える人だからもあったと思います。
でも、きっといつも見えない存在から守ってくれていたのだと今なら思います。

電話鑑定をしている時も必ず、膝の上か肩にいました。
寝ている時は腕枕で寝て、朝起きる時には右手で琴のほっぺをチョンチョンと触り起こします。
お風呂に入ると出てくるまで脱衣場で待っています。
出かけて帰ってくるとお迎えに来てくれます。

そんな生活をずっとしてきて、当たり前のようにそばにいて当たり前のように過ごしてきて、離れるなんてことを考えたことがなかったのに、ある日突然離れることになりました。
琴の都合です。

離婚や住居の関係で実家に預けることに急になり、泣く泣く手放しました。

一週間後に会いに行ったら、久しぶりの再会にゴロゴロしながらそばに来て、一緒にいた時のようにずっとそばにいるものだと思ってそばに行くと、猫特有の威嚇「フー、シャー(ฅ`Д´ฅ)シャー」と怒りMAXで、撫でさせてももらえません。

裏切られたのと寂しかったのと色々だと思います。

あんなに抱っこが好きで離れずに過ごしたのに、相当心に傷をつけてしまったようです。

お腹が空いたら「おはん〜」とご飯ちょうだいと催促したり、琴を呼ぶ時「ママ〜」とはっきり聞こえる言葉で呼んでくれたりしたのも、二度と聞くことはありませんでした。

寂しくても仕方ありません。
自分の都合で手放したのですから。

昨日は、サンの命日でした。
今は実家の桜の木の下で眠っています。

亡くなった当初は、玄関前や家の中で姿を視たり声を聞いていましたが、半年を過ぎたくらいから、気配も念も感じなくなり本当に天国に行ったんだな〜と実感します。

これが成仏なんだなと思います。

手放してから8年実家での生活は幸せだったようです。
家猫から外に遊びに行くようになり、そして彼女が出来ました。
その彼女が身ごもっていて出産して子供が4匹産まれ、自分の子でもないのに母に彼女と子供たちのご飯を催促したり昼間は畑のビニールハウスの中で家族みんなで丸くなって寝て、夜になると家に帰ってくるという生活をしていたようです。

琴のところにいた時には外に出ることもなかったので、本来の姿で天国へ迎えたのだと思います。

元は野良猫。
産まれたばかりの子猫を拾い、2ヶ月育てたところに貰い手を探している人がいて、琴が引き取ったのがサンちゃん。

昨日がサンの一周忌。

一年前はコロナ問題など無く、忙しい中でも平和に暮らしていたな〜なんて思いながら、サンを想ってみました。