今回は『鬼』のお話!
鬼と聞くだけで「こわい」とか「いかつい」とか
あまり良いイメージがないですね😅
鬼は悪行の象徴だったり、戒めとして使われることが多いからなんです。
悪いことをしたら鬼に連れていかれる!
とか、
早く寝ないと鬼が来る!
とか
子供の時に言われた記憶…ないですか?
今日はそんな『鬼』のお話です✨
あまり良いことに使われない『鬼』ですが、
琴や皇子は施術の際、鬼に協力してもらうことが多々あります。
特に大きな施術では、鬼は大活躍です🤣
土地や建物に対しての浄化施術には必要不可欠な存在でもあります。
そして、鬼は妖怪説や神説などたくさんの言われがありますが、鬼のルーツは『人間』と言われていて、とても人と身近な存在なんです。
(鬼滅の刃の鬼も元は人間^ ^)
悪いことをしたり良くないことを考えたりと
『悪』を連想されるような出来事や、怒ったり責めたりと普段から気に入らないことで文句ばかり言ったり八つ当たりしたりと、それを常に繰り返すことで態度や言葉も悪くなり、「鬼の形相」と言って、表情が怖くなりますよね💦
実際、悪行を繰り返すことで思いが表情となり悪い印象を与えます。
これらは、人が持っている『エゴと欲』が形として現れたもの。
鬼は、このエゴ欲を見逃しません。
そして、鬼のいる場所は『地獄』と言われ、エゴと欲の渦巻く鬼の修行場となっています。
なので、鬼はエゴと欲のエキスパートと言っても過言ではありません。
このエゴ欲は、『人が持つ感情』で表現されます。
そして、その感情は『念』となり、言葉や行動で表現されます。
その念は、人から放たれるとどこに行くか。。
そのほとんどは『地と空間』に溜まり漂います。
そして、その地に住まうことで放たれた念は、土地や空間に集まり『念のシミ』となります。
そのシミとなった念=エゴ欲を形として現し、掘り返すために鬼の力が必要です。
土地浄化ならず、施術時にお手伝いしてくれる鬼。
その鬼に琴が聞いたお話。
鬼は一度鬼となると、外(人間界)に出ることは許されない。
あまりの修行の辛さから逃げ出す者もいるが、必ず戻される。
戻された鬼は、もう二度と外には出られない。
外に出られるとしたら、それは
『真からの欲とエゴを手放した時』
そして最後の試験に合格した時。
認められた時。
その最後の試験は、人間界で行われる。
そこでの試験は苦行。
言われたことをきっちりやる。
取り組むことに余計な思いを乗せずしっかりやる。
やることには、必ず人の意識が付きまとい、人として生きていた時に犯した自らの悪行を、土地や空間に根付く「人の念」で見せられる。
これが自分で犯した悪行と見せられた時、目を逸らさず立ち向かう。
自らの悪行を、土地に溜まった念と重ね投影し、形にする。
非常に嫌な気分だ。
だが、達成した時。
とても爽快で清々しい。
魂で生きていた肉体を持っていた時の自分の全てを反省した。
この地で生きる者たちに本気で幸せになってほしいと思った。
その機会を与えられたこの時を忘れたくないと思った。
ありがとうと心から思えた仕事を与えられ、感謝がわかった。
これが認められたということだと知った。
というお話でした。
全ての鬼が対象ではありません。
どの鬼が来るかもわかりません。
『選ばれし鬼』
が来てくれます。
この『選ばれし鬼』を選んでくれているのが
不動明王。
ありがたや✨