今回は『不動明王様』のお話。
不動明王はもともとヒンズー教の三大神の一人である「シヴァ」とされており、不動明王を祀る仏教は密教のひとつです。
また、不動明王は五大明王の一人であり、五大明王の筆頭とされています。
一般的な仏教でのご本尊は優しい姿をしたものが多いですが、不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから、恐ろしい表情をしているとされています。
この怖い形相は『煩悩』を断ち切り導くためで、
実はとても慈悲深い仏なのです。
また日本では「敵国退散の守護神」として扱われたり、「疫病退散の守護神」として扱われたりしていたようです。
空海が日本に持ち込んだ仏様が『不動明王』
不動明王の有名な教えには、
『生死即涅槃』
というものがあります。
「涅槃(悟り)の世界」と「煩悩(迷いの世界)“人間界“」のふたつを考えた時、双方は別物であるが双方があってこそ成り立つという意味です。
そんな不動明王は、『お不動さん』という
名称で呼ばれて、人々に親しまれ守護神として愛されています。
不動明王はあの世に導く門番でもあり、不動明王に却下された魂は「あの世」に行くための門を通ることが出来ず地獄に落とされると言われています。
煩悩を手放さず天国に行く事は許されないという事。
なので、「生きているうちにエゴや欲を手放し、未練残す事なく感謝を持ち、愛を持って生きる」
ということが大切なんですね✨
そしてこの不動明王様も、琴と皇子の施術には欠かせない存在です。
前回の鬼の話 にも出たように、施術に必要な大切な役目を担ってくれる鬼を選ぶのも『不動明王』です。
※鬼のお話はこちら⬇︎
https://k-aswell.com/contents_442.html
不動明王の施術での役割は、
『除霊・浄霊・結界』のサポート。
鬼が形にした土地や空間に溜まった人間欲のエゴ欲が散らないよう見張り、念が昇華され土地や空間に残らないようサポートしてくれます。
また、鬼門と裏鬼門を護る鬼を選抜し、外界からの悪霊や悪念が浄化浄霊された場に入らぬよう、又は、入った時の報告と退治のため、鬼を管理してくれる有難い存在です。
また、閻魔大王との橋渡し等、無くてはならない存在です。
そんな不動明王様から琴が聞いたお話。
手を貸すも貸さぬも『氣』を扱う者次第。
「気」が整っていない者が邪念を呼ぶ。
我らの『氣』はそなたの「気」を読み取り
雑念・邪念の無いものにしか出来ぬ仕業に力を貸すもの。
また、逆に雑念・邪念の『芯』を知るものにしか出来ぬことへの後押しをするもの。
全ては相対。
双方にあり双方が無ければ出来ぬことの意味を知る者に力を貸す。
人の念は容易く脆い。
しかし、その想念が邪悪を呼ぶのも然り。
意を決し命賭ける者の意志に邪念無し。
この地で出来ることは肉体を持つ者のみ。
この地に留まりこの世に残りし想念をわかる形にするのも我が使命。
人が人を見て『人』と判断出来るよう、目に見えぬもの同士わかることは当たり前。
これぞ『生死即涅槃』に繋がる
「相対するものあって真実が見えてくる」
ということ。
その向こう側にある安堵に手を貸すのみ。
ということです。
邪念、想念持たないって難しい😱
精進しますー💦💦
でも、ありがたや✨✨✨
頼りにしてます😍