今回は『雷神様』のお話✨
風神の対極には雷神と言われ、二神で一対となります。
雷神は雷様として有名ですが、『雷電様』や『雷公様』『鳴神(なるかみ)』とも呼ばれています。
風神が風を司る神様ならば、『雷神』は雷と水を司る神です。
日本書紀で雷神は「ホノイカヅチノオオカミ」といい、雨乞いの神や稲作の神と言われています。
雷や水災害が起こらないように祈る事や、農作物の豊かな収穫を意味して雷神を祀る神社も多く、社名に雷神と入っているところもあります。
そんな『雷神様』から琴が聞いたお話✨
全ての恵みは『水』からある。
水無くして生き物は生きていけぬ。
その水を怒らせ恐怖させるのは人間。
自らの私利私欲のために山を崩し川の流れを変え、自然の摂理を崩しているのも人間。
空の機嫌も地からの反映。
雷もまた警告の一部。
風神と共に我らタッグを組むことで、恐ろしいエネルギーが発生する。
竜巻、スコール、様々な自然現象が現れる。
混沌とした世の中。
我が身を見つめ直す機会を、過去には自然になぞらえ自然からの教えで自らを正した。
そこには神があり、神がいた。
今はその機会にも恵まれず、神として崇められしか者どもも地に降りることが少なくなった。
自然を感じることは人の五感に問う。
自然を愛することは人の感情に触れる。
優しさや思いやりは自然と出てきてこそが、相手に伝わるというもの。
怒り憂いは滞った思い。
溜まったいるので有れば出せば良い。
涙にも意味がある。
涙は人の身体から溢れ出た水。
我の領域。
怒り涙している自分があれば、雷雨と同じこと。
人の身体には八つの神が宿る。
それらすへに「雷」が付く。
痛みには涙付きもの。
痛みに怒りを乗せる者もあるだろう。
悲しみには涙付きもの。
怒りの悲しみもあるだろう。
辛さには涙付きもの。
辛さの原因に怒り抑えられない者もあるだろう。
苦しさには涙付きもの。
苦しさから逃れられず自らに怒りを持つ者もあるだろう。
嬉しさ、喜び、感謝に涙するもの。
そこに感じる愛で涙することもある。
それだけ人は感情の生き物。
ゆえに水無ければ生きていけぬ者。
涙するもの全てを忘れ消し去る。
風の神もそこに存在する。
雷神と風神は皆の元にあること、覚えていてほしい。
感情を出すことに恥じてはならぬ。
そこに自然の力の助けがある。
自然とは神。
自分らしく自然に生きる。
神と共に生きる自分に気づいてほしい。
とのことでした✨
納得✨✨✨