『月夜見尊』(つくよみのみこと)は、
『闇に光を届け導く神』と呼ばれています。
ツクヨミは天照大神の弟であり、スサノウノミコトの兄。イザナキの右目から生まれたのが『月夜見尊』です。
イザナキが生んだ最も尊い神として、彼らを『三貴子』と呼びます。
ツクヨミは夜の神であり、月を読むという名前から暦とのゆかりも深く、神社で一日と十五日に参拝するのは、月の満ち欠けに関係があります。
天照大神が『陽』なら月夜見尊は『陰』
暗闇で足元を照らす役割や夜の海を月明かりで岸を照らし導く、そんな『月夜見尊』から琴が聞いたお話✨
『陰』とは、闇であり影。
そこに良きイメージは無い。
だが無くてはならぬもの。
『陽』とは、光であり恵み。
そこには明るいイメージが漂う。
これも無くてはならぬもの。
朝には太陽が大地を照らし、
夜には月が暗闇を照らす。
どちらも『心』を照らすものとして
人の心に光届け導く。
時には激しく強い光も必要だろう。
反面、優しく穏やかな光も必要だろう。
人の心に波があるように、海にも波がある。
時に激しく、時に穏やかに大気の流れを表現する。
自然の恵みを生かすのが『陽』なら
自然の動きを表現するのが『陰』
心の闇に届く光こそ、己を導き素直にさせる。
いつでも穏やかに
いつでも安らかに
月の光で己を照らし、心の波が立つこと無きよう自然体で生き自己を表現する。
そこには『静』が生まれる。
心が求める『静』は、月の光と共に自らが導き
穏やかに安らかに素直な自分を表現する。
生きとし生けるもの。
全てのものの願い思いがここにある。
とのことです✨
心のざわつきが無い、穏やかな日々が戻ってきますように✨