『豊受大神(トヨウケノオオカミ)』は穀物の神様であり、伊勢神宮外宮に祀られています。
天照大神の御饌津神(みけつがみ)とされ、丹波国より遷宮させたとされます。
※御饌津神とは、食物を主宰する神
ある日、丹波国の泉に天女が舞い降り水遊びをしていた。
それを見ていた老夫婦が一人の天女の羽衣を隠してしまう。
羽衣を隠された天女は天に帰れなくなり、老夫婦の養女となる。
この天女が『トヨウケ』です。
トヨウケは酒作りが上手く、その酒が高く売れて老夫婦は大金持ちになる。
当時の人にとって米と酒は一番大切な食べ物。
このことからトヨウケは穀物の神様とされたとしています。
そんな『豊受大神』から琴が聞いたお話✨
食べること。
それは『生きること』です。
どんな偉いものも貧しいものも食べなければ生きていけません。
生きていくために一番大切なものを欠かしてはなりません。
また、欲張り無駄にすることは天にも自分にも罪なこと。
人は必要なものを全て準備されています。
衣食住全てが生きるためには必要ですが、食べ物がなければ生きていけません。
また、食べることが出来なくなった時、人は死を迎えます。
与えられたものを与えられた分だけ食す。
与えられた運を与えられた分だけ全うする。
食も運も同じこと。
そこに憂いを持ち我欲を出すことでバランスは崩れ、真っ当な生き方が虐げられます。
そうならないよう自らを管理し、与えられたものに感謝すること。
自らを生かすことは、自らを管理することと同じ。
食は血を作り身体を動かす。
食は身体を作り思考を働かせる。
食は思考を働かせ自分を動かす。
そして交流はここから生まれ、縁は繋がる。
心に良い食で、人に優しく自分も穏やかに整えた時に出来た縁は信頼になります。
心が乱れているものは食も乱れ荒んだ縁しか手に入りません。
食は神聖なもの。
神聖な食は穢れを祓います。
正しい食で自らを生かす。
自分を大切にするということは欲のない生き方をすることです。
ということです✨
美味しいものが溢れている今の世の中。。。
自分にとって正しい食を見つけることが難しく思えます😅